iBeaconはBluetooth LEに対応した近距離無線通信のことです。
http://gigazine.net/news/20130911-ibeacon/
こちらが詳しいです。
近距離無線通信といえばNFCやFelica(SUICAとか)がメインですが、このiBeaconはもしかしたらそれ以上に普及するかもです。
BluetoothLEとはBluetooth4.0から付加された仕組みで、ボタン電池の小さな機械で1年電池が持ちます。それを置くだけです。
iPhoneやAndroidなどのBluetoothLEに対応した端末で、その機械を認識できます。
Androidは4.3から対応です。http://japanese.engadget.com/2013/07/24/android-4-3/
BluetoothLEは、ペアリングは必要ありません。アプリで認識、接続、通信、切断ができます。バックグラウンドの動作も可能です。
複数設置することで、端末の位置を特定できます。屋内GPSのような状態になります。通信距離は〜50m程度なので、広い店舗には数が必要ですが、それでもたいしたことはないでしょう。
現在予約中のiBeacon端末はEstimote社ので3つで1万円程度です。
iPhone限定の話ですが、基本的にはPassBookの機能です。もともとPassBookはGPSに対応していましたが、今回のiOS7でBluetoothLEに対応します。
さて、この機能、具体的にいろいろな用途が考えられます。実現可能かどうかはまだわかりませんが、商店街とかで歩いていると、近くのお店の情報がキャッチアップされてクーポンが送信されてきたりとかよくある未来の社会、みたいなことが実現できます。
病院や施設の案内も細かく出来るかもしれません。例えばMRIの施設に誘導するとか新しい展示物の前で情報が画面に送られてくるなどです。
決済機能もあるので、入園料がかかる仕組みのすべての施設でチケット購入の行列に並ぶ必要はなくなります。
視覚障害者向けの誘導装置が作れるかもしれません。
カギにつけておけば、いまカギが部屋のどこにあるのか正確にわかりそうです。
スマホを車や玄関のキーがわりに変身させるキットとかも作れそうです。NFCみたいにタッチさせるのではなく、近づくだけでアンロック、とか。
まだまだどんどん思いつきます。
まずはEstimote社の石みたいな機械のプレオーダーを注文しておきました。発売日はまだ未定だそうですが、今から楽しみです。