GoProが Heroカメラ6台を組み合わせて一度に全周を撮影するアレイを開発中だそうです。
それってこの前買収したKolorでも売ってるコレをそのまま売るわけじゃないですよね?
ここからは完全に想像ですが、
・シャッターをコントロールして一発で録画開始できる
・露出をあわせることができる
・音声を方向に応じてコントロールしてMixできる
・スティッチはどうせ必要だからAutopanoVideoProを同梱
ただ、逆に言えば全周撮影の専用機を作るつもりはない、ということでしょうか。
どちらにしろ私は買わないと思います。
だってもう作っちゃいました
SP360を3台です。それぞれの解像度は1440×1440の魚眼タイプです。
120度ごとに配置しています。SP360は360度x214度の広さを撮影できるので、うまくいけば2台で全周囲をサポートできます。ただ、映像がかぶっている部分が少ないのでスティッチ(接合)が難しい場合があります。という理由で3台にしました。
それぞれのカメラではこんな動画が撮影されます。
3つの動画をつなげます。AutoPanoVideoというKolorのソフトを使います。
するとこういう動画ができます。
Equirectangular(エクイレクタングラー)正距円筒図法というそうです。
ここまでできたらあとはなににアウトプットするかですが、
1、FlashかJavascriptでブラウザで見せることができるkrpano
2、Windows、Mac、iPhone、Androidなどのアプリで見れるkolorEyes
3、ゲームを作ることができるUnity3Dで自分で開発
4、ご存知Youtube
ということになります。(他にあります?)
krpanoで作ってみました。
別ウィンドウでの表示はこちら (2016/09/22 リンク切れ修正)
1.19pr2ですのでVRにも対応しています。上記別ウィンドウをiPhoneなどのスマホで見ることができ、EnterVRでVR表示できます。
私はColorCrossをメインで使っています。
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同じ動画をYoutubeにもUPしました。左上にカーソルがあります。これで視点を変更できますし、映像上をドラッグもできます。
アップロード方法はこちらにあります。
360videosmetadata.py -i [input] [output]
を使います。metadataを書き換えるだけなので、処理はすぐに終わります。
対応カメラを書いてありますが(SP360とかTHETAとか)、要は正距円筒図法の動画であればいいのです。
このmetadataの書き換えをやらないとYoutubeは認識してくれないので、
動画そのままの再生になってしまいます。
最後にKoloreyesです。
すべてウェブサイト上での作業です。アカウント作って動画をアップロードすれば、時間が結構かかりますが、上記のように共有できます。
こういうパノラマ動画、じゃあなんの使い道があるのか、ですがまだまだ未知数だと思います。
いまはVRとの相性がいいのでVRでの展開かとは思いますが、でも意図的になにかを見せたいという動画にはなりにくいのです。
でも、その空間そのものを伝えたいという意図には向いていますから、用途限定で面白い技術かなと。