佐賀のすべての県立高校生に配布するタブレットの今の問題は金額ではありません

はてなブックマークの人気エントリーに佐賀新聞の記事が入っているの、初めて見ました。

なぜ高い?生徒負担は5万円 ネットで話題
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2545496.article.html

佐賀の県立高校のすべての生徒(約6800人)が購入するタブレットの負担金が5万円、という記事です。
教科書をかならず買うというのと同じで私はあまり違和感はありません。
もちろん分割や助成などがあるとありがたいですが。

それよりもこういうことを先駆けてやろうとする土壌があるということが素晴らしいなぁと思っています。

それで、半分当事者なので、少しだけ。

「高一スマホ保有率84%」の衝撃
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fuwaraizo/20130905-00027857/

のとおり、いまの高校生はほとんどがiPhoneやAndroidをいつでも使える環境にいます。
おそらくWindowsなどよりも身近なOSです。

その人たちに敢えてWindowsを使わせるということになにか意味があるような気がします。
ちなみにiPadも検討されたそうです。
http://www.pref.saga.lg.jp/web/kurashi/_1018/ik-ict/_70800/_72744.html
理由としてWindowsPCで教材の手直しができること。データのやりとりが容易なことが挙がっています。

おそらくiBooksも検討したけど、この教材を修正する場合はiBooks Authorが必要で、これは今のところMac専用です。
各学校にはWindowsはあるけどMacは基本的にはないわけですね。

しかし、各学校で先生毎に教材をカスタマイズするということでしょうか?
であれば、教科書アプリはいったいどういうデータなのでしょう?
普通に考えたらここは利権にしたいわけですから専用ソフトでしょう。
専用ソフトで、中身を変更できる、という場合、MS Officeの延長線がイメージされますね。
ちょっと教科書アプリの先行きが不安になってきました。

なんにしろ重要なのはソフトウェア(アプリシステム)です。

ハードウェアとソフトウェア(科目毎)の金額は別にして請求していただきたいです。

 

とにかく今の一番の問題は、ハードとソフトの話が分かれていないことです。