パンダとペンギン

7188493417_1d603425ce_z当社はSEO対策的なお仕事はしていませんので、お疲れ様ですというしかないのですが。

 

ペンギンアップデート

http://itomakihitode.jp/term/?p=penguin_update

 

パンダアップデート

http://itomakihitode.jp/term/?p=panda_update

 

両方ともGoogleの検索結果の順位に関する変更のことです。

これらの大規模な変更が近々行われるかもということで一部盛り上がっているようです。

ざっくりの認識でいうと、ペンギンアップデートは被リンクをどう評価するのか

パンダアップデートはサイトの内容をどう評価するのか

ということで、すべて総合して検索結果の順位が決定されるわけです。

 

SEOというのはこの検索結果の順位を上げることが目的なので、その評価方法がとても重要です。

というか「すべて」です。

車でいうところのF1とかインディとかドラッグとか規定があって、その規定の中で上位になる必要があります。

インディの規定で一生懸命速い車を作っても、F1で速いとは限りません。

どんなにドラッグレースで速い車を作っても、F1の規定はたぶん通らないし、通るようにしても始めからF1用の車にはかないません。

なので、規定を知る必要があります。

が、その規定(Google内にしかない)は秘密なので、その秘密を少しでも暴きながら規定の車に変化させていくのがSEOです。

 

でもGoogleにとってそのSEOは敵です。Googleは、自分の規定で順位を決定したいのです。

なにをもって「良い」サイトなのかを自分で決定出来なければ、検索結果に責任を持てません。Googleを使う人(ほとんどの人)はGoogleが上位に出すサイトなら「良い」サイトだろうという担保があるので、Googleを使うし、表示されたサイトを閲覧するのですから。

 

もし順位を決定するのがSEO業者であるなら、一般のサイト管理者はSEO業者にお金を支払うでしょう。(いまそうなってます)

Googleは検索結果に広告を載せることで運営しています。例えばこの広告費が1クリック100円だとして、SEO業者が1クリック50円計算で検索結果を上位に持って行きますよ、となれば、Googleに誰も広告費を払わなくなります。なのでGoogleにとってSEOは敵なんです。

逆にいえば、SEO業者に依頼するのは、Googleに広告を出すことよりも大抵の場合割高のはずです。このままいけば、割高にシフトしていくでしょう。

そのためのパンダ、ペンギンという、白黒はっきりつけようぜ的なGoogleの意思表示なのかもしれませんね。