サイネージアプリMiRuYoでティラノスクリプトを動作させる話

MiRuYoウェブサイト

iPadのデジタルサイネージ、MiRuYoアプリにはHTML5モードがあります。

内部にHTMLやJavascriptデータを保存し、フルスクリーンで実行できるモードです。

実はこのモードでティラノスクリプトが動作します。
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ただし、そのままではタップの挙動が不安定です。タッチが効いたり効かなかったりします。

そこで、

tyranoフォルダのlibs.jsを修正します。(V274の場合)

494行目からの

function onTouchEnd_(e) {
	if (!o.data('event.tap.moved')) {
		o.unbind('touchmove', onTouchMove_);
		o.trigger('click').click();
		e.stopPropagation();
	}
}

function onTouchEnd_(e) {
	o.trigger('click').click();
	e.stopPropagation();
	if (!o.data('event.tap.moved')) {
		o.unbind('touchmove', onTouchMove_);
	}
}

としました。指先を離したときの挙動を変えることで、タッチの反応を良くしたのです。

そのほかコンテンツ制作の注意として

1、jumpやbuttonのtargetは指定してもstorageは使わない(同じファイルの中にjumpする)
2、macroは使わない(javascriptエラーがでやすいです)
3、[l]を使わず、[p]を使う
4、[trans][kanim]の近くに[wt][wa]があるとテキストがおかしくなるので使わない
5、htmlに飛ばすときは[button exp=”document.location.href=’***.html'”]とする

あたりを守って頂くと楽に制作ができると思います。

同じHTMLとJavascriptでも、ブラウザによって微妙に挙動が違うのです。(この点FLASHがよかった・・・)

また、隠し(?)コマンドとして、プレイリスト画面に戻る、があります。

function finishPlaylist(){
	var iframe = document.createElement('IFRAME');
	iframe.setAttribute('src', 'native://finish_playlist');
	document.documentElement.appendChild(iframe);
	iframe.parentNode.removeChild(iframe);
	iframe = null;
}

なにかの時にどうぞ。

他にも隠しコマンドがあります。また紹介しますね。